下蚊屋2号砂防堰堤 大山砂防 大山山系直轄火山砂防事業

鳥取県西部の砂防堰堤
俣野川流域
下蚊屋2号砂防堰堤
2023-04-01
みどころ h型流木捕捉工
ダブル堤銘板
副ダム
到達難易度 ★☆☆☆☆
着工 昭和54年9月
完成 昭和56年12月8日
堤高 13.0m
堤長 90.3m
水通し標高 617.0m
立積 6,179㎥
計画貯砂料 39,400㎥
施工 (有)西山建設
位置 鳥取県日野郡江府町御机

補強工事

下蚊屋2号砂防堰堤
日野川河川事務所のあゆみより
工期 平成14年3月19日
~平成15年3月31日
天端標高  615.0m
堤高 10.5m
堤長 91.3m
施工 (有)アリオン
請負金額 99,729千円
工事内容 本ダム補強、コンクリート1,543㎥、提冠コンクリート51㎥、ダムはつり995㎥、鋼製ダム11.2t
参考 日野川河川事務所のあゆみ
堤銘板

所長 下蚊屋2号砂防堰堤は鳥取県日野郡江府町御机にある砂防堰堤です。
国土交通省が管轄する大山山系直轄火山砂防事業のひとつとして昭和56年12月8日、(有)西山建設の施工により完成しました。
日鉄建材のh型流木捕捉工、そして追加工事により2つ目の提銘板が付いている点などが見どころです。

ぽんきちくん ほんとだプレートが2枚ついとる!
追加工事でプレート付ける土建屋さんってあんましいらっしゃらないから珍しいですね。
もっとやればいいのに。

だねぇw
平成15年完成の追加工事ではつったり盛ったりして随分形が変わっています。
はつり・・・っていうのはコンクリート製品を減量する作業全般の事を言いますな。
具体的な追加工事の内容はと言いますと…
えーと、水通しを低くしてそこに鋼製流木捕捉工を追加、また天端を高くして厚みを増しているかんじです。
水通しの断面にコンクリートカッターの送り目が残っていたり、肌理の異なるコンクリートの境界線があったりするので、何があったのか手に取るようにわかるのが面白いですね。
あと細かい事ですが提銘板の内容をよく見ると何故か堤高が低くなっています。
そもそも辺り一帯崩落した土砂が常に堆積している状態ですので、基礎地盤なんて在って無きが如しなのでしょう。
たまに堤体下の土砂が流れ去って宙に浮いてる堰堤なども見かけますし。
よって、初回工事から追加工事までの20数年の間で随分土砂が堆積していた…んじゃないかと思います。
ちなみに現在は満砂になっています。

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下蚊屋2号砂防堰堤
2023-04-01
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